| 額なし | 額あり(木製枠アクリル) | 額あり(全面アクリル) |
|---|---|---|
寛政六年五月、桐座の狂言、「敵討乗合話」の内の役を描いた作品です。浪人した上、貧困のうちにあって、志賀大七(二一座)のために殺害される役ですが、その寂しく疲れた不運な生活を送る造酒之進の役柄の境遇、性格が画面ににじみでています。着物は地味な濃緑一色で、のびた月代、鼻の下やあごに薄くのびた髭、うつろのような眼にそのやつれが如実に感じられ、まさに芸質の再現です。扇子をもつ手にも力がなく、そこにもうらぶれた浪人の境涯が感じられます。
松助は、後に松緑となり、息子が三世尾上菊五郎であり、文化時代に名優となりました。「小幡小兵次」や「天竺徳兵衛」といった怪物もの、ケルン物を演じて名を成しました。文化十二年、七十三歳で没。この五月狂言でも敵役佐々木岸柳を勤めていますが、写楽はことさらにこの造酒之進の方を描いていました。それもこの陰影の多い役柄に魅せられた結果と考えられ、いかにも写楽らしさが感じられます。
チェックした商品はありません。

こちらの商品が
カートに入りました

東洲斎写楽 尾上松助の松本造酒之進
ショッピングを続ける
Amazon Payで決済中です。
そのままお待ちください。
決済が完了すると、自動で画面が切り替わります。