| 額なし | 額あり(木製枠アクリル) | 額あり(全面アクリル) |
|---|---|---|
寛政六年七月、都座の「けいせい三本傘」に出演した俳優を描いた作品です。
この絵ほど歌舞伎の独特の見得の美しさを感じさせる作品はありません。それほどに歌舞伎の舞台の瞬間美が垣間見える一枚です。二人の見得の美しさを写楽はくの字とへの字の交錯によって表現し、そしてこの二人が八百蔵の刀によってがっちりと結び合って渾然の美を描き出しています。色彩に関しても、写楽の配色の神経の細かさがここにも現れ、半五郎が紋綸子と鼠の僧衣という単純に対し、八百蔵の織物の上下の複雑な色調の対映、これがこの絵をさらに美しいものにしています。第二期の二人立大判作品中では、最も画面にもり上がる生き生きとした芸術美を感じさせる傑作といえます。
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東洲斎写楽 三世坂田半五郎の子育観音坊と三世市川八百蔵の不破伴左衛門
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