| 額なし | 額あり(木製枠アクリル) | 額あり(全面アクリル) |
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寛政六年五月、都座の「花勝負文禄曽我」に登場する親の敵を討つ石井三兄弟の長男で、敵藤川水右衛門のために、返り討ちにあう石井源蔵を描いた作品です。この作品は、写楽の半身像中では珍しく上体の部分に動きがあり、風になびいているような鬢髪のそよぎが非常に効果的です。またこの毛彫りがすばらしく、この鬢髪が源蔵の今にも敵水右衛門に飛びかかろうとする上体の構えを助け、口を結び、敵を前方に睨む瞳の真剣な力強さが、さらに敵に対し凝結した執念を表現しています。斜に構えた刀が画面を斜に横切る構図も優れ、これによってこの絵が統一され、ひとつのリズミカルな躍動を感じさせてくれます。白綸子の下着に対する黒の着物とその裳の褐色が僅かな部分ですが、画面をひき立てて効果をあげています。
二世坂東三津五郎は、安永三年江戸に下った役者で同五年二世を継ぎ、初代の実子が長ずるに及んで、寛政十一年その名を実子へ返し、自分は二世荻野伊三郎となりました。文政十二年八十歳で没しました。
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東洲斎写楽 二世坂東三津五郎の石井源蔵
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