| 額なし | 額あり(木製枠アクリル) | 額あり(全面アクリル) |
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寛政六年八月、桐座上演の二番目狂言、近松の梅川忠兵衛の「冥途の飛脚」を書き替えた「四方錦故郷旅路」の新口村の段を描いた作品です。
恋ゆえに金につまって封印切りの大罪を犯してしまった亀屋忠兵衛は、恋人傾城梅川と死出の旅に出ます。最後の一月、実父新口村の孫右衛門に会いたいと親里を訪ねます。草履の鼻緒を直したり、何くれとない親切に、これが息子に大罪を犯させた梅川と知り、追っ手を逃れる抜け道をそれとなく教え、二人を落としてやるという情味豊かな場面描写なのです。富三郎扮する梅川の姿に舅につくす心情が、こよりをよる指先にまでにじみ出て、そこには遊女でいながら遊女らしくない、女性としての美しさがこと細かに見られます。
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東洲斎写楽 四世松本幸四郎の新口村孫右衛門 中山富三郎の梅川
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